脳の電磁波

あんまりにも暖かい昼下がりなもんで、ｉpodをこしらえ、外にＧＯした。

今日みたいな晴れた日はあの曲が一番いい、いやまてよ、イヒョウをついてあの曲も・・なんてＤＪ

にでもなった気分で僕の足は川方向に。

すると前方から、僕そっくりな（顔がにてるんじゃなくて、たたずまい。少年がＩpodをききながら

歩いてたわけ）やつがきて、なぜかおなじ方面に二人で歩いちゃってるじゃないですか！

悔しいかな少し恥ずかしくなっちゃった僕は、少し回り道を。

そしてまたＤＪを楽しみながら歩きだしまして、ようやく、川についた。

すると、そう、もうカンの鋭い人はわかったはず。

Ｉpod少年が水切りしちゃってるわけです。しかも川のせせらぎに光が絶妙に反射して、その光が彼

にも反射して、まるでなにかの青春映画をみているみたいじゃないですか！

よーし！彼とは気が合いそうだ！思い切って隣で水切りをしてみようじゃないか！と思ったその瞬間

光が反射していたせいで、よくみえてなかったのだろう、隣に女性がしゃがんで無邪気にほほえんで

るじゃあーりませんか！どーりで水切りに気合いがはいってるわけです！

そうだ、冬のソナタをみたって思い込もう！とかわけのわからないことを考えながら

僕は、即座に歩む方向を家方面にシフトした。

ぼくは歩きながらある決心をした。

あのエリアを彼らにゆずるという決心を。